適当なパソコン講座

Win10ユーザー対象としたパソコンに関する事書いていく。主にプログラム、linux等。ITは専門用語が多いと思うパソコン初心者でも理解できるような説明を頑張っていきたい。

ハッカー気分を味わう。 コマンド名tracert

win10 コマンドプロンプト対象

tracertコマンドとは目的地のホストまでの途中で通過したルーターを調べるコマンドです。

途中のルーター?って思った方も居ると思います。

ネットワークではこの様な状況は基本ないです。

f:id:pisuto0326:20201027183253j:plain

 

 

ホストから幾つかルーターを通して自分のパソコンに繋がっています。

f:id:pisuto0326:20201027183602j:plain

 

現実で例えると、乗り換えせずに直接目的地に辿り着けるが、わざわざ乗り換えて目的地に到着するみたいな感じです。

なぜ、こんな面倒くさいことをするの?と思うかもしれませんがこれには色々理由があり説明すると長くなります。今回はコマンドを試すのが目的なので省きます。

 

早速試していきましょう。

構成文はこの様になります。

f:id:pisuto0326:20201027184754j:plain

IPアドレスの調べ方は次回に説明しますので、今回はドメイン名で行きたいと思います。

ドメイン名とはグーグルならgoogle.com

ヤフーならyahoo.co.jp

f:id:pisuto0326:20201027185420j:plain

アドレスが書いてある左側の部分と覚えて置けばokです。

 

今回はYahoo.co.jpでtracertコマンドを実行したいと思います。

f:id:pisuto0326:20201027190357j:plain

実行した結果がこちらです。 念のために一部隠してます。

どうでしょうか?この結果から14つのルーターを通っていることが伺えます。

tracertとはこの様にどの経路を使っているか調べる為のコマンドです。

本来の使用方法はネットワークエラーが出た時にどこのルーターに異常があるか調べる為のコマンドですがこれを悪用することも可能です。

 

余談

ちなみにLinuxにもtrcerouteというコマンド存在します

こちらもtracertと役割は全く同じですが全てアスタリスクで表示されます。

f:id:pisuto0326:20201027192030j:plain

これはwindowsで実行するときの方式が微妙に違う為、セキュリティ上の理由から全てはじかれています。

もしlinuxでこのコマンドを実行してアスタリスクではなくちゃんと表示されたら相当なガバガバセキュリティです。